多世代交流を仕掛けよう

  

2021年版高齢者白書によれば、65歳以上の者が含まれる世帯数は全体の5割、その内6割が独居または二人暮らしとなっています。数にして実に1500万世帯が都市部で進む核家族化により「孤独または孤独予備軍」となっているのです。これは老夫婦の世帯であれば簡単に社会的孤立化する時代の到来を意味しています。

 

孤立しコミュニケーションのない老人は、生き甲斐を感じ難く心身が膠着し易い状態にあります。また、地縁を作れず地域と疎遠な老人の増加で、誰にも知られずに自室で亡くなる孤独死の数は年々増えています。

 

しかし、孤立から来る社会的悪影響は高齢者に対してのみ起こるものではありません。

孤立しコミュニケーションのない学生は、ヤングケアラーは、一人親家庭は、老障介護者は、社会に居場所を無くした人たちは、生き甲斐を感じ難く心身が膠着し易い状態にあります。地縁を作れず地域と疎遠な人の増加で、誰の助けも得られず生活に苦しんだり、自殺に追い込まれる人の数は年々増えています。

 

現在の孤独対策は、対象者別に相談窓口や居場所を設置し、対象者を明らかにすることから始まります。つまり事後対応に徹しているのです。mokuromiでは孤立しない地域社会(多世代交流)作りで対象を分けずに孤独を防ぎたいと考えています。

 

SNSの発展により新たなコミュニケーションが生まれる一方で、質自体は密から疎になるケースが少なくありません。偶にしか会わないのに親密さを感じたり、協力したり、見守られたり、困ったと言える多世代交流づくりに興味のある方は、遠慮なく入ってきてください。

 

  

■ 参加方法

 お問合せから参加希望、興味ありなどでご連絡ください。

 その後、WebMeetingの日程を決めて、活動内容についてご説明します。

■活動場所

 立川市高松学習館、オンラインミーティング、その他相互に便利な場所で。

■参加費

 無料